相続対策をお考えのあなたへ
今から考えておきたい3つのポイント
だれに、何を、どれだけ残すのか?
遺産分割
相続発生後に使えるお金の確保
現金の準備
相続税がいくらかかるのか?
財産の評価と税額
相続税の大幅改正で増税になり対象者も2倍に
税制改正により平成27年1月1日以降の申告より相続税は増税となり申告者も改正前の2倍になりました。相続の対策は今後より一層重要なものとなります。
出典:国税庁ホームぺージ 平成30年分の相続税の申告状況について
平成27年から、課税対象被相続人数(青色)が約2倍に、税額(赤色)も27年を境に増えているのがわかります。
遺産分割
だれに、何を、どれだけ残すのか?
遺産分割の準備が大切
財産を分割する際「ご本人」そして、「ご家族」双方の想いをかなえる為には、残されたご家族が安心できるように生前からじっくりと準備をすることをお勧めいたします。
現金の準備
相続発生後に使えるお金の確保
相続にそなえた現金の準備
相続時、お金はすぐに引き出せず引き出しには時間がかかることがあります。
財産の評価と税額
相続税がいくらかかるのか?
結局、相続税はいくら払うのか?
相続が発生した際、結局相続税はかかるのか?それには、まずあなたの財産がいくらなのか?それを知り、そこから基礎控除と呼ばれる控除額を引いた残額がいくらなのか?を知る必要があります。残額がない場合は相続税の申告の義務はなく、税金も発生しません。
相続税の計算の流れ(国税庁HPより引用)
相続税額の算出方法は、各人が相続などで実際に取得した財産に直接税率を乗じるというものではありません。
正味の遺産額から基礎控除額を差し引いた残りの額を民法に定める相続分によりあん分した額に税率を乗じます。
この場合、民法に定める相続分は、基礎控除額を計算するときに用いる法定相続人の数に応じた相続分により計算します。
相続税の計算の流れ(国税庁HPより画像引用)
相続税の税率は?
相続税の税率は、次のような速算表により計算します。
相続税の税率
法定相続分に応ずる取得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000万円以下 | 10% | - |
3,000万円以下 | 15% | 50万円 |
5,000万円以下 | 20% | 200万円 |
1億円以下 | 30% | 700万円 |
2億円以下 | 40% | 1,700万円 |
3億円以下 | 45% | 2,700万円 |
6億円以下 | 50% | 4,200万円 |
6億円超 | 55% | 7,200万円 |
この速算表で計算した法定相続人ごとの税額を合計したものが相続税の総額になります。
計算例:1億5千万の場合は、基礎控除3600万を考慮して、(1億5千万-3600万)×40%-1700万円で2860万となります。